この記事では、未経験からグラフィックデザイナーになるために
どのような勉強方法があるのか?について考察します。
私たちの周りがデザインで溢れている理由
街のビルや店舗に標識、
道路の地面にはピクトグラム・・・。
周りを見渡すと「自然物」以外で、
デザインされていないものは
存在しないんじゃないか?と思います。
デザインというものが、
これほどまでに
無意識レベルで身近となっている理由は、
デザインが会社やお店の顔であり、
「選ばれるか選ばれないか」
選択の重大なファクターとなっているからなのです。
そんな身近に溢れる「重要なデザイン」を作るのが
グラフィックデザイナーのお仕事です。
ちなみに
筆者は地方出身の田舎者なんですが
地元、島根県の風景を思い出すと・・・
人の手が入っていない分、
自然物の方が占める割合が多くって、
都市部よりデザイン率は低いように思います。
「選ばれるか選ばれないか」を左右するグラフィックデザイナーになる勉強方法
在宅ワークが珍しくなくなって、
パソコン1台あれば、
特別な道具を必要としないのが
グラフィックデザイナーのお仕事。
フリーランス、会社勤めに関わらず、
あなたの周りにも
グラフィックデザイナーとしてお仕事をしている人、
または目指している人が、
いるかもしれません。
それでは、グラフィックデザイナーになるには
どのような勉強方法があるのでしょうか?
グラフィックデザイナーに必要な知識と技術
まずはグラフィックデザイナーに必要な知識、技術について
確認しておきましょう。
DTP(Desktop Publishing -デスクトップ パブリッシング)が普及する以前は
デザイナーが「版下」という原稿を、
紙とペンやカッターナイフを使って
切ったり貼ったりして作成していました。
現在は、版下作成作業を
AdobeのillustratorやPhotoshopという
アプリケーションを使って
パソコン上で作ります。
ですので、センスやデザインの知識の他に
最低限、AdobeのillustratorとPhotoshopの
基本的な操作が行えることが、必須のスキルとなります。
「アートディレクターが写植や版下作成まで、
3つくらいの業務を引き受けるようになった」
と嘆く先輩がいたことを思い出します・・・。
illustratorは、レイアウト作成や
図形を組み合わせて
イラストを描くことができます。
一方でPhotoshopは、
写真を合成したり、加工することができます。
独学でグラフィックデザイナーに未経験からなるための勉強方法 〜おすすめ書籍
独学でグラフィックデザイナーになるには、
書籍やeラーニングで黙々と勉強する方法があります。
筆者の手元にあるのは以下の書籍です。
Illustrator しっかり入門
基礎からしっかり入門できる1冊です。
世界一わかりやすい Illustrator & Photoshop 操作とデザインの教科書
「Illustrator」「Photoshop」
両方の操作が1冊で学べます。
いろいろな書籍を集めて浮気するよりも
まずはしっかりと1冊を読み込んで
繰り返し復習することで、
アプリケーションを手に馴染ませていきましょう!
独学でグラフィックデザイナーに未経験からなるための勉強方法 〜ワーク
職業訓練校で受講生のみなさんに取り組んでいただいた
筆者おすすめのグラフィックデザイン勉強方法の一つは
街の看板や広告、ロゴを「模写」することです。
街に溢れるグラフィックデザインは、
一流のデザイナーさんのアイデアやノウハウで溢れているので
制作意図を読み取るのに格好の勉強素材です。
このアキにはどんな意図があるのか?
書体の選び方は?
パーツとパーツのグループわけは?
などなど・・・
なんとなく真似してみるのではなく、
考えて、じっくり眺めてみてください。
グラフィックデザイナーに未経験からなるための勉強方法 〜人から学ぶ
グラフィックデザインの専門学校や
オンライオンの教室は
検索すれば、たくさんヒットすると思います。
一人で学習するには
なかなかモチベーションが続かないものです。
半ば強制的に時間と資金を投じることで
成果が出る場合も大いにあり得ます。
ちなみに筆者は「独学で挫折した」という受講生の方に
何人も出会っていますが、
中でも次のような声が印象的でした。
「ミクロ的に学んだけど、
全体像がさっぱりわからなかった」
なるほど確かに・・・。
書籍やeラーニングでは
何かしらの意見や質問が
一方通行になってしまいます。
グラフィックデザイナーとして働く方法
一通り勉強した後、立っているのはスタートラインです。
次は仕事現場に立ちましょう。
一括りにグラフィックデザインと言っても
仕事のやり方は
クライアントや先輩、会社の歴史などによって
実に千差万別です。
正社員に拘らず、
アルバイトでも構わないと思います。
ともかく現場に立って、
経験を積んで作品を作っていきましょう!